カルネ・ド・フランス

ケルンの報告、2017年1月 その1

皆さん、こんにちは。フランスとスイスは、3月といえども、なかなか春の到来が感じられない時期です。フランス語には、3月は les giboulées de mars(レー・ジブレー・ド・マルス)という言い方がありますが、gibouléeesは「にわか雨」、そして天気が急に変わる状況を示します。しばしばあられもまじるので、レインコート、暖かいセーターも欠かせない、あまり気持ちのよくない時期です。日本のちょうど今頃は、桜が咲き始める楽しみな3月だと思いますが。

さて、 少し遅くなりましたが、今年の1月もケルンへ出張し、そしてパリに出張し、そちらで行われた国際家具見本市で、リーン・ロゼの新しいコレクションを鑑賞することができました。そしていつもの通り、仕事を兼ねて、その二つの町で食事、買い物も楽しむことができました。
このCarnetでは、ロゼの新商品についてご紹介し、ケルン、パリのレストラン、ショップの情報もお伝えしたいと思います。

リーン・ロゼの新しいコレクションと言えば、「光陰矢の如し」と言いますが、あっという間の1年で、去年のコレクションを皆さんにご紹介したばかりという感じです。それほど幅広いコレクションを、 毎日のように創作できる……それだけで、リーン・ロゼがいかに強く革新的なブランドであるのか、よく分かると思います。

毎年訪れる、懐かしいリーン・ロゼのブースにたどり着くと、ホッとします。長年使われている典型的なフラクチュアルのデザインは、遠くから見ても目立つもので、「リーン・ロゼだ」とすぐ分かります。今年も、お客様が一番多かったブースの一つでした。

商談ももちろん、美味しい食事ができるロゼブースのカフェテリア。会場のレストランよりも、そこで昼食を食べた方が、美味しく、落ち着いてお話もできる場を提供してくれます。そこで出してくれるカプチーノがとても美味しく、「コーヒーを飲みすぎた」日が続きましたが……。

今年のリーン・ロゼの話題ソファコレクション、COVER(カバー)です。以前のCarnetでご紹介した、11月に日本を訪れた女性デザイナー、Marie-Christine Dorner(マリー・クリスティーン・ドルネル)がデザインしました。そのコンセプトは、全ウレタンのフレームに、カバーをかぶせることです。そのカバーは簡単に取り外すことができ、2タイプのカバーがあるので、2タイプのソファが楽しめます。シンプルでしかも賢いコンセプトだと思います。この画像はタイプ1のカバー、つまりCover1です。豪華で厚いタイプのカバーです。

同じデザイナー、ドルネルさんがデザインしたアクセサリーです。日本が大好きな彼女は、その小さい鳥を日本語のKotori「ことり」と名付けました。 とても可愛くて、シェルフ、テーブルなどに置けば、穏やかな雰囲気を作ってくれます。仕上げは木材、そして コークの1種類があります。実は鳥のモチーフのアクセサリーは、今年の見本市で、パリとケルンでも色々なところで現れました。鳥を通じて、人々は「自由」を目指してしているかもしれません。

今年のアクセサリーの中では、私はこのベース(花器)が大変気に入りました。フランス人デザイナーVincent Tordjman(ヴァンサン・トルジマン)によるWO(ヲ)というベースで、ウェーブに似たダイナミックなデザインは、どんな花を飾ってもきれいに見えると思います。WOは中国語で「たつまき」という意味だそうで、デザイナーがそれを通じて水の動きを表現したかったと語っています。

長年前からロゼとコラボレーションしているEric Jourdan(エリック・ジョーダン)のデザインのソファ、RIGA(リーガ)です。 ロゼが通常出しているものと違って、クラシックデザインですが(フランスの古い家具を思い出させます)、快適かつラインがモダンで、不思議な魅力を振りまくエレガントなソファです。デザイナー本人も、フランスの古い家具が大好きで、色々なスタイルをミックスするのはデザインの本来の役割だ、とインタビューで言っていました。そのソファのもう一つのポイントは「左右は違う」ということで、アシンメトリーを通じてもコンテンポラリー性が表現されています。

ケルン市内のリーン・ロゼショップはとても広くて、展示もきれいです。ケルンの見本市を兼ねて、そこを訪問することをお勧めします。ドイツ市場は、ロゼ社にとって相変わらずとても大切なマーケットで、その消費者も、日本人と似たところがあり、品質に厳しいので、ロゼ社に注目されています。
Ligne Roset, Hohenstaufenring 57, Cologne.
http://ligne-roset-koeln.de/


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