カルネ・ド・フランス

家具見本市訪問・ケルンのメッセ その2

リーン・ロゼの、広々した素敵なブース。裏に大好きなコーヒーコーナーが見えます。

リーン・ロゼの社長、ピエール・ロゼ(右)はケルンのブースをいつも組織しているドイツ支店長のパットリス・ベールさんと打ち合わせしているところ。

前回のカルネでご紹介したケルンのメッセ訪問の続きです。

今年のリーン・ロゼのコレクションは大変よかったのですが、見本市の楽しみというのは、商品のみではありません。ロゼの担当者とロゼグループの世界中のメンバーとコミュニケーションを取れることも、大変嬉しいことなのです。ロゼ社のオーナーや経営者たちも参加する習慣があり、今年はピエールとミッシェル・ロゼ両社長、オリビエ・ロゼ(ジェネラルマネージャーを勤めるミッシェル・ロゼの長男−第24回第25回のカルネ・ド・フランスでご紹介した)、アンツアーン・ロゼ(アメリカ支店長を勤めるピエール・ロゼの息子さん)、そしてアメリカでマーケティング活動を行っているミッシェル・ロゼの娘であるモーデュさんの姿も見られ、いずれも一生懸命に仕事していたことは印象的でした。「確かにファミリービジネスだ」と実感しました。

しかし、ロゼのファミリーといえば、ロゼのデザイナーやスタッフ、世界中のパートナー、ショップの担当者とディーラーたちもそのメンバーになると思います。国際ブランドといえば、やはり「心を一つ」にしたファミリーとして、ブランドを展開して行くべきだ、と考えています。見本市は、みんなが顔を合わせて、お話できるチャンスをも与えてくれるのです。

幸いなことにリーン・ロゼのブースでは、ゆっくりと打ち合わせができる、広々したコーヒーコーナー(バー)もあります。そこで朝はおいしいコーヒー、カプチーノとお菓子など、お昼は簡単な食事(パスタ、サンドウィッチ)、夜はワインとシャンペンとおつまみを提供してくれる、とても気持ちのよい場所です。親切で礼儀正しいドイツ人のスタッフがサービスしてくれます。商談にも最高ですが、色々なコミュニケーションがとりやすい場として、ブランド展開に対して大きな役割を果たしているのではないか、と思います。写真でおわかりになると思いますが、このコーヒーコーナーは大変人気があり、市内の流行のレストランに劣らないほど、「おしゃれスポット」としてケルンメッセで愛されています。

  • 若い年齢にも関わらず、アメリカ支店長を努めているピエール・ロゼ社長の息子さん、アンツアーン・ロゼ。
  • 仕事の仲間、ロゼジャパンの商品担当の酒井さん。新商品の発注書チェックをしています。
  • 仕事している自分の姿を、仲間に写真を撮ってもらいました。

ケルンの夜の風景。裏に商店街が見えます。

デュッセルの有名なビアガーデン「シューマッハー」。ビールとソーセージがおいしい典型的なドイツのお店。ビールがわりと安くて、25ccは1.7ユーロ(210円)、500ccは3.4ユーロ(420円)になっています。

ドイツ出張は、見本市以外、他の楽しみがもちろんたくさんあります。ショップ訪問、買い物、散歩、レストラン......。仕事が終わった後、色々な経験ができます。ドイツは「寒くてあまり楽しくない」というイメージですが、実際はドイツ人も遊びが好きで、ケルンとデュッセルドルフの場合は、レストランやバーもたくさんあります。今年は、お天気が意外と暖かかったので、「ドイツ」と感じられないほど穏やかな日々が続きました。ドイツの寒さを懸念していた日本のリーン・ロゼのメンバーもびっくりしていました。「日本とあまり変わらない」と言っていました。

今年は、私たちはホテルをデュッセルドルフにしましたので、毎晩電車でケルンからデュッセルへ戻り、町を散歩しながら、色々なショップとレストランに行ってみました。ドイツはやはり「ビールとソーセージが一番」ですから、今回も、たまたまたホテルに近かった有名なビアガーデン「シューマッハー」で食事しました。そこで美味しい生ビールを飲んで、様々な種類のソーセージを楽しむことができました。こういった海外出張も、ロゼのような国際ブランドの仕事をするにあたって、もう一つの欠かせない楽しみであることを、改めて実感しました。では、皆さんも「プロスト」(ドイツ語で乾杯)!

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