カルネ・ド・フランス

マリー・クリスティーン・ドルネルと日本にて その3

マリーさんについての報告の続きです。
彼女とロゼが出会ったのは1996年にロンドンに引っ越してからです。 マリーさんは、2008年までロンドンに住み、その年にオフィスを持ち、ロゼのコントラクト部署とコラボレーションをし始め、いくつかのホテルのために家具とインテリアデザインを提供しました。

リーン・ロゼが一番最初に発表した彼女の商品、センターテーブルONE SHAPEです。同じ形のものに色々な素材を使い、様々な機能を与えるのがデザインコンセプトでした。たとえば、マリーさんがそのテーブルと同じ形の指輪を付けていました。

2004年に、フランスと日本の熟練した職人と協力しながら、有名な『ONE SHAPEコレクション』をデザインし、その中に家具、オブジェ、ジュエリー、などもありました。その中のセンターテーブルは、LIGNE ROSETによって発表されました。マリーさんはロンドンで美術・デザイン系の公立大学『ロイヤル・カレッジ・オブ・アート』でも教えていました(今でもデザイン先生の仕事をパリの母校で続けています)。パリへ戻ってから、リーン・ロゼとのコラボレーションをより活発に行うことになり、現在ミッシェル・ロゼ社長の全面的な支援・注目を受けながら、様々なデザインに手掛けています。

その他、彼女はホテル、レストラン、高級ブティック、ショップのインテリアデザインを手掛けていて、様々な国で活躍しています(ヨーロッパのみではなく、モロッコ、アゼルバイジャン、ニューカレドニアなど)。プライベートな自宅、そして展示スペースのレイアウトなども手掛けています。

マリーさんがコラボレートした有名ブランドは、リーン・ロゼ以外に、ZEUS、MONTIS、BACCARATなどがあります。そして海外のフランス大使官邸のインテリアを担当し、「フランスのエレガンス」を海外でも代表するようになりました。7月14日フランス革命記念日用の大統領演説台は、彼女によって1990年にデザインされて、それ以降23回も使用されています。

1995年、 マリーさんはパリ市のデザイングランプリを受賞し、2012年にはフランスの芸術文化勲章シュヴァリエ章を受章しました。今後も注目べき、フランスデザインのエレガンスを象徴するマリーさんを、皆さんも応援してください。

マリーさんにとって、広島は初めてでしたので、平和公園の見学など、色々なところをご覧になりました。広島ですと、もちろんお好み焼きは欠かせない料理です! マリーさんにとって初めてで、美味しく召し上がられました。パリでもお好み焼きが食べられますが、まだあまり知られていない料理で、フランスの皆さんは「今度フランスでもお好み屋さんを探そう」と仰っていました。

広島は1日だけで短い滞在でしたが、宮島観光もできました。お天気は絶好で、皆さんにとって大変楽しい経験になりました。

私も初めてでしたが、平和公園辺りでフェリーにのって、フェリーで宮島まで行きました。

マリーさんは宮島の鹿に驚きました! ちっとも人間を恐れていないことは印象に残ったようです。

宮島の夕日も美しく、観光客が多かったにも関わらず、とても落ち着きのある、神秘的な魅力が潜めている場所だと思いました。




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