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Carnet 198

Flooding and cold wave in Paris, Part 1

フランスの大洪水と大寒波 その1

皆さん、大変ご無沙汰しておりますがお元気ですか。久しぶりにCarnetでフランス・ヨーロッパについてご報告できること、嬉しく思います。

最近いい天候の日々が続いてもうすぐ春だと感じられます。
しかし今年のフランスの冬はいつもより異常気象で、寒さや大雨などの影響により災難が多くて大変でした。

まず、12月の初めは毎年より気温が2度から4度低く、いつもは暖かい南仏でも最高気温が5度を過ぎませんでした。しかし中旬になってからどんどんと気温が上がり、12月末にはパリでは平均14度を超える、歴代最高気温を記録しました。
雨がとても多い1か月でしたが、それでも人々はみんな元気にクリスマスマーケットに行ってホットワインを飲んだり、家族とクリスマスを過ごしたり、新年を楽しく迎えることができました。

また、12月にはヨーロッパでは珍しい台風に2回も見舞われました。日本では台風には番号が付けられていますが、フランスや他の海外の国々では、人の名前を与えます。
12月10日あたりには台風「アナ」が強風と大雨をもたらし、12月26日には台風「ブルノ」の影響で、スペインの国境に接するピレネー地方で150km以上の風が吹いていました。こういうシチュエーションはヨーロッパではかなり珍しいので、皆かなり驚いていました。


新年を迎えてからは気温は15度前後で、いったん冬用のジャケットをしまえるほどの暖かさでしたが、相変わらず雨は続きました。ちょうどその時期には毎年ドイツとフランスでヨーロッパ最大の2つの家具見本市がほとんど同時に開催されています。
リーン・ロゼも毎年のように、ドイツ・ケルンの見本市 (IMM-国際インテリアショー、2018年1月15日-21日)とパリのメゾン・エ・オブジェ(家とオブジェ、2018年1月19日-23日)で最新コレクションを紹介しました。
しかし今年はちょうどケルンとパリの展示会が重なる1月18日になんとオランダに台風「ダビド」が上陸したのです。

オランダでは140キロの強風が吹いて、人が飛ばされそうになりました。木が倒れる光景がテレビで映って、アムステルダムの空港では全航空便がキャンセルされました。もちろん隣国のドイツとベルギーにも時間差でこの台風の影響が出ました。

まず、ベルギーのブリュッセル地方では強風が絶えず中央駅がシャットダウンされました。ドイツでも台風がすごかったため、国全体で長距離列車がキャンセルされるという前代未聞の状態が起こりました。
もちろんIMMが開催されていたケルンでも、1月18日は午後発の全ての列車がキャンセルされて、パリの展示会に向かうことができず、ケルンで再滞在せざるを得ないという人もいました。

特にケルンからパリへの直行列車は、台風が移動したベルギーを通過しなければいけないルートですので……。今回、日本から出張したドリームベッドのロゼ事業のメンバーは、運良く、18日の午前中の列車でパリに向かいましたが、リーン・ロゼ本社のスタッフ10名以上は午後出発予定だったので、列車がキャンセルされました。
それで、急遽ケルンでマイクロバスをチャーターして、およそ8時間ほどかけてベルギーを避けながらパリに夜中遅く到着したようです。やはり天災には勝てませんが、展示会が無事に成功して、新しいコレクションを発表できたことが一番大事でしょう。


以下今年の1月のオランダの台風のビデオです。かなりショッキングなシーンだと感じました。  (次号に続く)


連載コラム写真
セーヌ川があふれそうな状態になっており、遠くから見ればエッフェル塔が「川に漂っている」状況で、なんとなく神秘的な側面もありました。
連載コラム写真
パリのメゾン・エ・オブジェのリーン・ロゼのブース。ロゼのメンバーは、ケルンで台風のために大変な目に会いましたが、なんとか無事にパリへ移動することができたこと、社内でもかなり話題になりました。