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前回に引き続き、ロゼ社が手掛けた高級ホテル、インターコンティネンタルについてのレポートです。
<Hotel Intercontinentalの歴史>
元々病院であった歴史的な建物は12世紀に建てられ、ユネスコの世界遺産に登録されています。2010年まで病院として使われていましたが、それからは病院が他の場所に移され、高級ホテルに改装するようになりました。それにロゼ社のコントラクト部署が関わり、8年間もかけて、大幅な改装が行われました。
ロゼコントラクトはそのために600ピース以上の家具を、ブリオードの工場で開発・製造しました。やっと2018年にオープンし、それからラグジュアリーホテルとして、リヨン市で一番有名なホテルになり、フランス全国、また国際的にも話題になっているユニークな場所です。
合計1300平方メートル,144部屋、33のスイートルームがあります。高級レストラン、バーとコーヒーショップもあり、リヨンのおしゃれスポットの一つになりました。コーヒーショップのあるドームの天井の高さは32メートルもある、信じられない高さです!
その改装を担当したロゼ社のデザイナーは、いくつかのロゼの製品をデザインした日本でも活躍しているフランス人デザイナーJean-Philippe NUEL(ジャン=フィリップ・ニュエル)です。とても優秀な方で、個人的に彼の作品やインテリアプロジェクトが大好きです。 (次号に続く)