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New shop concept: L’Appartement by ligne roset Ⅱ

新しいショップコンセプト:リーン・ロゼの「アパートメント」 その2

前回に引き続き、ロゼ社が手掛けた新しいショップ、「アパートメント」についてのレポートです。

「アパートメント」のインテリアを手掛けたドルネル氏は、ロゼの家具以外は、いくつかのビンテージのアイテム、また芸術作品を選び、かなり豪華なインテリアに仕上げました。例えば高級なウォールペーパー、高価なプルシアンラグ、プロの写真家による写真コレクションを、ロゼのコンテンポラリー家具と見事に合わせています。ドルネル氏は二つのパートナー会社と協力しました。高級ウォールペーパーブランドのMeriguet-Carrere社、そして写真を専門とする有名なリヨンのアートギャラリーLe Reverbereです。

全体の雰囲気はとても落ち着いており、高級感を演出します。コンテンポラリーな家具とブルジュア的でクラシックアイテムがアクセントになります。ドルネル氏は、「アイデアは、家庭的な快適さと芸術の境界線にある親密な雰囲気を作り出すことであり、研究の精神、実験室のような雰囲気の中で、新しいアイデアを試みることができます」と言います。また、インテリアデザイナーとしては、そのプロジェクトがいかに興味深かったことを語っています。
「クライアントなしでアパートメントをデザインすることは、とても刺激的な仕事でした。そのおかげで、理想的なアパートメントを作ることができました。リーン・ロゼのコレクションを使うことだけが制限でした」

個人的に印象に残ったのは、コンテンポラリー家具とクラシックアイテムの融合、落ち着いた色使い(ダークブラウンは基調)、柔らかい間接的な照明、そしてロゼのコレクションの中からはかなり高級な製品を選んでいることです(例えばピエール・ポランの復刻版の椅子や机、皮張りのダイニングチェア、大理石のダイニングテーブルなど)。

ロゼの商品をうまく使える方法のヒントがたくさん含まれており、大変興味深い試みだと思います。芸術作品やウォールペーパーにより、より個性的なスペースが生まれます。その点でも、既存のロゼショップと一線を画しています。

ロゼ社は今後、その同じアパートメントスペースを、また別のデザイナーに委託する予定で、全く違う雰囲気になる可能性があります。今度の新しいアパートメントは大変楽しみです。そしてロゼ社は同じコンセプトをフランス国内、そして海外にも展開する予定があるようで、日本にも可能性があるかもしれません。そうすれば日本のマンションライフに、新しい風を吹き込むことができ、狭くても美しく仕上げられるスペースのヒントがたくさん生まれるだろうと思います。

常に新しいものを作り出してくれるリーン・ロゼの開拓精神を見事に表現しているコンセプトだと思います。ずっと今後も、コロナにも関わらず、クリエイティブでダイナミックなブランドであり続けて欲しいです。

L’Appartement, 41 Rue August Comte, 69002 Lyon.
URL:https://www.ligne-roset.com/us/news/lappartement-by-ligne-roset

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本当に小さくてコンパクトなベッドルームですが、とてもおしゃれで気に入りました。リーン・ロゼのベストセラーアイテム、Inga SempのROSETRuchéベッド、Pierre PaulinのソファROSETElysée、そしてSiw MatzenのラグROSETMetropole、をうまく組み合わせており、リラックゼーションに最適なスペースに仕上がります。
連載コラム写真
通路にMeriguet-Carrere社(高級ウォールペーパーのメーカー)のウォールペーパーが注目を引きます。とてもグラフィックなデザインで、壁自体も芸術的な存在に扱われるのが面白いと思いました。そのようなリーン・ロゼと他社ブランドとのコラボレーションによって、様々な可能性が生まれるでしょう。
連載コラム写真
ホームオフィスの空間も備えています。コロナでテレワークが急増している中、ホームオフィスの市場も拡大していくでしょう。Pierre Paulinのデザインのおかげで、素敵なホームオフィスが作れます。復刻版の製品になります、ROSETTanisデスク、ROSETCM131チェア、ROSETLa Bibliothèque FILブックシェルフ、ROSETGAVRINIS3ラグ。そのシャープでエレガントなデザインは時を超えた美を演出します。
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