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Carnet 247

Bicycle Boom Ⅰ

自転車ブーム その1

みなさんこんにちは。コロナ禍の収束は日本もまだまだ見えていないようですが、お元気でいらっしゃいますか? 私は幸い、先週にコロナの予防接種を受けることができ、少しホッとしているところです。日本も接種活動が順調に進み、一人でも多くの方にワクチンが行き渡ることを祈っています。

前回のカルネの続きとして、「スローライフ」とは、ヨーロッパでどのような形で表現されているかについて今回も考え続けたいと思います。
面白いことに、コロナはヨーロッパの人々の移動の習慣にも影響しているようで、「自転車ブーム」になりました。

スイスやフランスでも、自転車の売上が急増しており、前年を40%ほど上回っています。自転車の製造が付いていけないほど、注文が殺到し、注文してから3~5か月も待たされるお客様もいるようです。電動アシストの自転車も流行っており、高い価格にもかかわらず、すぐ在庫切れになってしまうような状況です。自転車の修理に必要なパーツも不足しており、壊れたらなかなか修理できない悩みも相次いでいます。

それはなぜでしょうか。自転車は「スロー」な移動の仕方で、フランス語で「ソフトモビリティー」(soft mobility, mobilit douce)とも言います。車や公共交通機関より、「自転車の方が楽しく、運動になるし、環境にも優しい」ということを理由として挙げられています。

もう一つは、自転車では外の空気に触れ、距離があるので、コロナの拡散から身を守ることもできる、とのことです。言い換えれば、自転車こそが、コロナによって生まれた「スローライフ」に相応しいということでしょう。(次号に続く)

連載コラム写真
パリを走っているサイクリスト。左にある柱に「PARIS A VELO」、つまり「自転車で走るパリ」と書いています。コロナのおかげだと思います。
連載コラム写真
私の住んでいるジュネーブも自転車ブームで、その美しい景色をより楽しむことができます(背景にレマン湖の有名なJet d’eau大噴水が見えます)。
連載コラム写真
ジュネーブでは、自転車道の整備もどんどん進んでおり、車が走れる道路が少なくなってきました。
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