my ROSETTOGO
私のロゼトーゴ
好きなもの、大切なものを
長く愛し続ける暮らし
HINC NUNC ディレクター miku /未来 さん
ライフスタイルを発信するYouTuber として、ご自身のブランドも展開する
Miku さんは、自営業のご主人との二人暮らし。
自宅兼仕事場でもある、明るい陽射しの降り注ぐ都内のお住まいに
おじゃましてお話を伺いました。
もともと航空会社で客室乗務員として勤務していたmiku さん。コロナ禍でフライトがなくなったことからYouTube の配信を始められ、軌道に乗ってきたこともあって退職して独立。ちょうど結婚したタイミングで、ご主人が仕事で赴任していた台湾で一緒に暮らし始めました。
そして1 年ほどたって、帰国。今の都内のお住まいで、新しい生活を始められました。
「お互い独立してこれから仕事をしていくので、やっぱり刺激が多くて、人の繋がりも作りやすい東京で住まいを探すことにしました。都内のこの部屋は、陽当たりが良く明るくて、撮影にも適しているなと。天気が良い時には富士山を望む事もできて、その景色が気に入ったことがここを選んだ一番の理由ですね」
“60 年物” のテーブルとの出会い
お二人ともひとり暮らしが長く、結婚してから住んでいた台湾の家は家具付きだったため、現在の部屋に引っ越してきて一から家具などを揃えていったと言います。そんな当時のことからお話を伺いました。
「最初は部屋に何もなかったので、引っ越してきてまず、二人で家具探しという毎日が始まりました。都内のアンティークやヴィンテージショップを中心にずいぶんたくさんのお店を回りましたね。最初はなかなかピンとくるものがなかったのですが、ある日たまたま覗いたヴィンテージ家具屋さんで目に入ったのが、カイ・クリスチャンセンの年代物のテーブルでした」
その頃は家具を選ぶ基準もはっきりしていたわけではないと言いますが、長く使えるものをという思いは持っていたお二人。そのお店の店主との会話が、自分たちの家具選びに視点を与えてくれたと振り返ります。
「60年モノのテーブルだったのですが、60年といえば一世代じゃないですよね。大事に大事に使いながら、次に引き継いでいく。表面を削って、メンテナンスして長く使っていく。いまは私たちが“預かっている”という感覚なんですね。店主からも『いつでも手入れしてあげるから何かあったら連絡して』と言っていただいて。家具を選ぶということがどういうことなのか、教えられた気がします」
インスタで見つけた「ロゼトーゴ」
このテーブルとの出会いが、お二人の家具選びにある方向性を与えてくれます。長く使えるものを選ぶ。そのために、本当に気に入ったものを一つ一つ揃えていく。何かを“買わなきゃいけない”ではなく、“欲しい”と思える物との出会いを大切にする。だから、ロゼトーゴとの出会いも突然やってきました。
「特にソファを買おうという話をしていたわけではなかったんです。海外のインスタアカウントなどでいろんな家具をチェックすることがライフワークのようになっていて、そうやって見ている中で“これいいな”と思ったのがロゼトーゴ。海外の人たちが結構紹介していて、二人とも『これいいよね!』となって、調べたら日本にもあった。ショールームに行って実際に目にして、すぐに購入を決めました」
最初に考えていたのは、二人別々に一人掛けのソファを買うこと。最初は、一人掛けのソファを1台購入しました。
「部屋に届いて使ってみたら、とても座り心地がよくて、二人ともとても気に入って。もう取り合い状態です(笑)。すぐにもう一つ欲しいねとなって、またショールームに行ってコーナーソファを購入しました。インスタで違う色を組み合わせている写真を見て『こういうコーディネートいいね』と話していたので、同じ色ではなくてあえて濃いグリーンを選びました」
ロゼトーゴに包まれる「オフ」の時間
お部屋に2台のロゼトーゴがやってきてからは、お二人にとってこの空間が貴重なリラックスの場となっているとのこと。日々どんな過ごし方をされているのか伺ってみました。
デスクで仕事をしていて、疲れて息抜きしたくなったらソファにという感じですね。ここに座って音楽を聴いたり、お香を焚いたり。ソファに包まれてのんびりと本を読むのが至福の時間です。同じ部屋にずっといると、オンとオフのメリハリがなくなってしまうけど、ちゃんと休める場所があるのがすごく快適です」
「くっつけたり離したり、すぐに動かせるのもいいですね。その日の気分で『今日はここで過ごそう』とソファを持っていって。日向ぼっこで窓際に持っていったり、ロゼトーゴがあることでいろいろな過ごし方ができます。我が家は部屋の模様替えが好きで、しょっちゅうレイアウトを変えているのですが、そんな時でも簡単に動かせます」
自宅が仕事場でもあるお二人にとって、オンとオフをうまく切り替えることはとても大事。このソファに座ることがオフの始まりになっているようです。
長く愛せるものを、大事に使う暮らし
ロゼトーゴを手に入れてからもお二人の家具選びの熱は変わらず、お部屋の中には数々の椅子も。これらは、どうやらご主人のコレクションのようです。
「座るためだけじゃなくて、インテリアにもなるのでフォルムの美しさに惹かれて買ったりしてますね。でも、長く使えるものをという基準は代わりません。この椅子の革は30年経って味が出てくるな、とか。年齢を重ねてからの楽しみがある椅子っていいじゃないですか」
では、mikuさんの最近のお気に入りは?
「アルヴァ・アアルトのフラワーベースですね。先日フィンランドに行った時に買いました。前から欲しくて、日本でも手に入るんですけど、これはどうしてもフィンランドで買いたかったんです。ようやく先日機会があって行ってきました」
それと、これは以前からですが、ヴィンテージシールを集めています。自分がこどもの頃集めていた、カナダのサンディライオンというブランドのシールなんですけど、大人になって改めてコレクションしているんですよ」
好きなもの、大切なものを長く愛し続ける。それはまさに、お二人のスタイルなのだと感じます。
最後に、お二人のお部屋づくりのこれからについて質問してみました。
「実は最近、引越しをしようかという考えも浮かんでいるんです。ライフスタイルブランドを立ち上げて、キャンドルを扱ったりしているので、香りを調合したりするアトリエのような空間が欲しいなあと。その時々、ライフステージに合わせて住まいって代わっていくと思うんです。でも、気に入ったものはずっと使い続ける。私たちにとって、ロゼトーゴもそういう存在になっていくと思います」
miku/未来
HINC NUNC ディレクター
1991年生まれ。航空会社に勤務し、客室乗務員として10年間務めたのち、映像制作者として独立。
現在はYouTuber、映像制作、ライフスタイルブランドHINC NUNCディレクターとして活動中。